2/27の夜間は創価グロリア吹奏楽団の第35回定期演奏会へ。会場は東京劇場劇場。芸術劇場は前日に引き続きとなります。配信もされていたそうです。
プログラムは第1部は吹奏楽コンクールの懐かしい課題曲3曲(間宮芳生さんの「カタロニアの栄光」、真島俊夫さんの「吹奏楽のための交響詩「波の見える風景」、岩井直薄さんの「ポップス描写曲メイン・ストリートで」)と、高昌帥さんの「吹奏楽のための風景詩『陽が昇るとき』」より。
個人的には、岩井直溥さんの、ポップス描写曲「メイン・ストリートで」がノリがよく印象的。かなり昔の課題曲ですが、今聞いても全然古さを感じず、素晴らしい楽曲だとあらためて認識。そして1部メインの吹奏楽のための風景詩「陽が昇るとき」は、最近吹奏楽コンクールの演奏では4楽章の冒頭のフルートのソロを少しだけ演奏してから、冒頭の1楽章のトランペットのファンファーレ行くパターンも多いですが、個人的にはやはり最初はファンファーレのほうが好みです。そいういえば指揮者の中村さんが横浜ブラスオルケスター時代に吹奏楽コンクールで振られていた演奏がこの曲との最初の出会いだったような気がします。演奏もほぼそのカットに近い構成で秀逸。
第2部は映画やオペラも含めたプログラム。「レイダース・マーチ」は懐かしい。私の高校時代(1980年代)にバンドジャーナルの付録に付いていて、よく演奏しました。調は1音低かったですが。「オペラ座の怪人」は最近ちょくちょく観に行く演奏会の演目に入っています。ブームなのでしょうか。演出を組み合わせて演奏されることも多いですが、ここはじっくり音楽を聞かせる内容でした。メインの前半に引き続き高昌帥さんの「ウインドオーケストラのための協奏曲」は冒頭のファンファーレから重厚な響きで、全般的に壮大な演奏。吹奏楽コンクールでも演奏された曲のためか、ほかの曲以上に、精度が高い演奏で、プログラムの最後を締めるに相応しい好演でした。
アンコールはいつものようにノリノリの「エル・クンバンチェロ」と「母」でした。
金管の圧力とパワーは相変わらずでとても気持ち良いサウンド。スカッとさせられる演奏でした。
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