横浜ブラスオルケスター第23回定期演奏会

吹奏楽演奏会

2/27は横浜ブラスオルケスターの第23回定期演奏会へ。吹奏楽コンクールの会場でもあるカルッツ川崎。プログラムは第1部はオリジナル中心、第2部はアレンジではありますが、どの曲でもメインになりうるとても濃厚なプログラム。
さらに開演前に3チーム、第1部・2部間に1チームのアンサンブル演奏もあり、これだけの曲をこなす技量と体力に驚き。開演前のSAXのアンサンブルはかなり長かったような気がしましたが、それにしてもメインになりうる曲が並ぶプログラムでこのようなクオリティー高い安定した演奏を披露できるのはさすがとしか言いようがありません。

そしてさらにゲストとして東京佼成ウインドオーケストラのトランペットの本間千也さん。前日に東京佼成ウインドオーケストラの定期演奏会でのハードプログラムの熱演の翌日に、3つの楽器を駆使した協奏曲を爽やかに吹き切るにはさすが「プロフェッショナル」。各楽器(トランペット・フリューゲルホルン・ピッコロトランペット)を持ち替えての表現力は見事としか言いようがありません。その後のアンコールでのフリューヘルホルンの独奏も心に沁みました。

また、本プロ後のアンコールでも再登場し、トランペット奏者としては(個人としては)最も聴きたい超絶技巧を披露していただき感無量です。


その他の演奏はどれも素晴らしかったのですが、第1部ではA.リード「ラッシュモア」で比較的大人しくスタート。この後の曲へ入り込むための耳慣らしには十分でした。個人的には2曲目に演奏した「バッハザイツ」の透き通ったサウンド感が最も感動しました。これはコンクールの自由曲としても十分使えそうだと個人的に勝手に考えてしまいました。

第2部ではバンダも配したしたショスタコービッチの「祝典序曲」の華やかさ、次にオーボエが美しい「だったん人の踊り」、ラストのショスタコービッチの「交響曲第5番終楽章」では最後、体力的に厳しさは感じたものの、躍動感は素晴らしい。一般の吹奏楽団で各プレーヤのみんさんはどのように調整しているのだろうかと思いました。
今までの同楽団の演奏会では個人的には最も良い演奏会だったと思います。

当日のプログラム

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