11/27(日)は第一回古関裕而作曲コンクール本選会へ。場所も東京から行くにはやや遠いので迷いましたが、どんなコンクールなのか好奇心もあって出かけました。福島の街は日曜日だからかもしれませんが、やや活気がない印象を受けました。福島駅から徒歩で会場に行きましたが、35分ほどかかってしまいました。ちょっと散歩する感覚でないと歩いて行くには厳しい場所ですね。そして開演前に時間があったので、古関裕而記念館も見学してきました。自作譜等が展示してあり、歴史の重みを感じました。今回の会場は「ふくしん夢の音楽堂」。お風呂のようによく響くホールでした。
124曲の応募作品の中から、譜面審査を通った8作品が公開演奏で賞を付けるというもの。演奏はシエナ・ウインドオーケストラ。指揮は飯森範親さん。8曲に加えて前後に古関裕而さんの「スポーツショー行進曲」と「古関裕而メドレーイヨマンテの夜~長崎の鐘~高原列車は行く」が演奏されました。審査結果も聞こうと思いましたが、演奏が終了したのが16:00頃で審査結果発表が17:00からということで、そちらは断念しました。
8作品の演奏順は前日のリハーサルの状況で当日発表ということで、プログラムの掲載順と演奏順は異なっておりましたが、全曲演奏されました。
全8作品のうち、いわゆる現代音楽的な難解な曲はなかったと思いますが、ややアカデミックな作品が多かったと感じました。賞を受賞した作品は県内で演奏できるように譜面を配るようなことを言っていたような気がしましたが、今回の作品を配られて演奏して楽しいのかな?と思いました。審査員の審査基準?の影響かもしれませんね。
個人的に最も印象的だったのは、唯一のポップス曲だった岩淵陽介さん作曲の「knocks」。唯一、これは楽しそうな曲だと感じました。4~8分という基準があったので、他の曲も聴き飽きることはありませんでした。本選に至らなかった曲も音として聴いてみたいものです。
次年度以降も開催されるようですが、もっともっと聴き手が楽しく、美しく、思わず口ずさみたくなるような曲を選んでくれることを期待します。あと、和装の菊池桃子さんがプレゼンターとしていらっしゃっていましたが、特に何かをするわけでもなく、ただ観客席にいただけでした。
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