2/26は東京佼成ウインドオーケストラの第157定期演奏会へ。会場は東京芸術劇場のコンサートホール。指揮は飯森範親さん。
前週の課題曲コンサートに引き続き演奏を聴けて嬉しく思います。その時の宣伝が功を奏してか、今回はいつもの演奏会より聴衆が多く感じました。あたはフェイスブックでの宣伝も影響しているように思います。
当日演奏されたプログラムは以下の通り。前半は20世紀の作品、後半は最近作曲された新しい曲。
献呈序曲/C.ウィリアムズ
アルメニアン・ダンスPartⅠ,Ⅱ/A.リード
喜色満海/長生淳(世界初演)
交響曲第1番「アースエンジェルズ」/F.チェザリーニ
前半のC.ウィリアムスの「献呈序曲」は冒頭のファンファーレが素晴らしく、途中はオルガンを聴いているような神秘的なサウンドでした。今までの吹奏楽経験で曲名は知っているものの、あまり自分からは積極的には聴きにいかない曲ではありましたが、あらためて曲の良さが伝わりました。しっかり自分のレパートリーに組み入れたいと思います。
A.リード作曲のアルメニアンダンス全曲は、昨年、生誕100周年ということで、プロ&アマ含め、かなりいろんな演奏会で聴きました。プロでは「シエナウインドオーケストラ」も佐渡裕さんの指揮で披露していましたね。東京佼成ウインドオーケストラの今回の演奏も、アマチュアの荒々しさとは異なるプロらしい一味違う落ちついた演奏でした。
後半の長生淳さんの初演作品、先週の課題曲演奏会の時には、曲名は分かりませんでしたが、今回、「喜色満海(きしょくうみにみつ)」という海をイメージした曲でした。長生さんによると以前作曲した課題曲よりは親しみやすい曲ではないかということでしたが、少し前ですが静岡大学で「交響曲第4番<尽きせぬ想ひ>」、昨年末の大阪大学で「交響曲第5番<餞の時鐘>」、先月のアンサンブルリベルテ吹奏楽団では「時に愛はいと甘し」等のいずれも素晴らしい大曲を生で聴かせていただいており、今回は静かに始まり静かに終わる、ややしっとりした感じの曲でした。
メインのチェザリーニの「交響曲第1番<アークエンジェルス>」は、昨今吹奏楽コンクールでよく演奏される曲ですが、久々に全曲を聴きました。スケールの大きい熱演、第2楽章のコールアングレ、第3楽章の後方から演奏したトランペットなど個々の技量も見事でした。
また来月の演奏会も楽しみにしております。
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