早稲田吹奏楽団第87回定期演奏会

吹奏楽演奏会

6月26日(日)は「早稲田吹奏楽団」の第87回定期演奏会へ。会場は江戸川区総合文化センター大ホール。小ホールで開催していた「よつば吹奏楽団」と開始時間がずれていましたので、引き続き伺いました。「よつば吹奏楽団」の倍以上のステージ人数で、人数分の音圧が加わるゴージャスなサウンド。そしてパンフレットには出演者が掲載されていました。拝見すると早稲田大学の学生は全体の半数ほどで、残りは他大学に在籍する生徒でした。それにしても各大学にそれぞれ吹奏楽部はあるのでしょうし、吹奏楽をやりたいなら一般の吹奏楽団へ入るというのもあるでしょうし、なぜわざわざ早稲田大学以外の人が他大の冠のある吹奏楽団に入ろうとするのか、いまひとつその気持ちが分かりませんが、何かあるのでしょう。

さて、プログラムはオープニングで、P.スパークの「ハノーヴァー・フェスティバル」で華やかに始まりました。曲は知っておりましたが、あまり積極的には聴かない曲でした。演奏会に来るメリットは自分からは積極的に聴かない曲を聴くことができるというのあります。そこで思わぬ素敵な曲だったりして良い出会いになることもあります。続いての日景貴文さんの「ブルーバックの瞳」は、大江戸シンフォニックウインドオーケストラのCDで知った曲。かなりコンクール映えする曲かと思うので、もう少し各所で演奏されても良いような気がしています。個人的には好きな曲です。生演奏では初めて聴きました。ドラマチックな曲の開始から神秘性に富む序盤~中盤、激しくスピーディーな中盤から、エンディングの感動的なコラールとストーリ性に富んだ素敵な演奏。中間部はなかなかピッチを合わせるのが難しそうですがやりがいもありそうです。もっと演奏されてほしい曲です。続いてはコンクールメンバーによる演奏。課題曲は、Ⅴの前川保さん作曲の「憂いの記憶~吹奏楽のための」。学生らしくこの難度が高い曲にチャレンジする姿勢に感服いたします。第1部のラストは朴賢守さんの「遥か天鵞絨」。個人的にはかなりお気に入りの曲。冒頭の壮大なスケールを感じる大きな展開から郷愁をそそられるメロディー、序盤の激しい展開からの心温まる中間部、一度クライマックスを迎えて、さらに激しく展開する後半部からの何か訴えることでもあるかのようなエンディングはとてもドラマチックで、素敵な曲です。演奏は中間部などがもう少し表現豊かになると良いと感じましたが、これからもっと精度を上げてくることでしょう。これからが楽しみです。

体力の関係で第1部のみの鑑賞で帰宅の途につきましたが、吹奏楽演奏を楽しんだ1日でした。

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