5月28日(土)は東京藝術大学間打楽器シリーズ2022「フレッシュ・コンサート」へ。東京藝術大学に管打楽器で入学した学生さんたちの初ステージだそうです。昨年に続き出かけました。会場は東京芸術大学奏楽堂。
第1部は新入生及び附属高校生によるステージ。最初は木管アンサンブルによるC.ドビュッシーの「小組曲」。とてもクリアなサウンドが美しい。前回も指揮者の須川さんがこの編成の作品がないので、編曲に苦労しているという話をされていましたが、今年もおそらくこのステージのための編曲だったことでしょう。次に金管・打楽器による演奏。K.フサの「金管と打楽器のためのディベルティメント」は懐かしい。遥か昔、愛知県の厚生年金会館で聴いた愛知工業大学名電高等学校の特別演奏会で演奏していたのを聴いて以来ぶりかと思います。各楽章の細かな移り変わりの表現が見事な演奏。盛大な拍手で前半は終了
休憩後の後半は東京藝大ウインドオーケストラによる演奏。指揮は大井剛史さん。曲はバランスの良いオリジナル曲中心。マーチを演奏するところは、吹奏楽を勉強する意味合いとしてとても有意義に感じました。A.リードの「トランペットのための頌歌」では東京藝術大学音楽学部特別講師のハネス・ロイビン氏がトランペットを独奏。甘美な音色が素晴らしく、このような演奏も音楽を学ぶ生徒の糧となることでしょう。そしてラストは真島俊夫さんの「富士山」~北斎の版画に触発されて、でした。この曲は相模原市民吹奏楽団による委嘱作品ですね。大きな感動はありませんでしたが、演奏そのものは秀逸で、上手さを納得させられるステージでした。
コメント