5/5(木祝)は土気シビックウインドオーケストラ第28回定期演奏会へ。毎年この日程で開催しており、今回は外出制限もないため、第26回以来久々に出かけました。会場は吹奏楽コンクール東関東大会の会場でもある千葉県文化会館。相変らず満席に近い客席で学生も多く熱気がありました。開演前に木管楽器群による、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲や、1部と2部の間でもポップス曲が演奏されるなど、本プロではない休憩時間にもいろいろと趣向を凝らした演出がありました。
オープニングは樽屋雅徳さんの「マードックからの最後の手紙(2021年版)」。従来のものとはかなり異なる内容は新鮮。作曲家ご本人も招かれて鑑賞されていました。次に、例年第2部として構成されていた恒例の課題曲特集は今回は第1部の中に入っておりました。また、今回はあまり対象者のいないⅤを除いたⅠ~Ⅳの4曲を一気に演奏。そんなに整った演奏ではありませんでしたが、課題曲を演奏する方々は自分のパートの譜面以外の動きを感じ取ってほしいとのことでした。第1部の最後はヨハン・デ・メイ作曲の「指輪物語」よりⅠ、Ⅲ、Ⅴ楽章。堂々とした力強いファンファーレで幕開け。特に第Ⅲ楽章「ゴラム」でのソプラノサックスがよく健闘しておりました。Ⅱ楽章、Ⅳ楽章がなくとも、かなりのボリュームなプログラムでした。
第2部はゲスト奏者として、米米CLUBのメンバーでもあるサクソフォンの織田浩司さん、サクソフォン&フルートの石川周之介さんがご登場。場に華を添える存在でした。第2部について、プログラムには「お楽しみステージ」と記載があり、特にプログラムに演目は明示されておりませんでした。演目としては「黒いオルフェ」「ザ・チキン」や「ムーブオン」等が織田さんや石川さんのソロを交えながら、演奏されました。ラストはポップスヴァージョンの「星条旗よ永遠なれ」で華やかに演奏会は締められました。
最後に、司会の方は、ノリは良かったのですが、作曲家の氏名を読み間違えたり、特に第2部の進行が、プログラムに演目が掲載されていないので、どこまでが本プロでどこからがアンコールだったのかも微妙にわかりづらい状況でした。さらにご自身の番組の宣伝など、演奏の本分から外れた内容がやや多く、個人的には馴染めませんでした。せめて何の曲が本プロで演奏されるかを第2部の開始後などに説明していただければ良かったような気がします。
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