やまももシンフォニックバンド第8回定期演奏会

吹奏楽演奏会

4/29(金祝)はやまももシンフォニックバンドの結成10周年記念第8回定期演奏会へ。会場は国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホール。あいにくの雨模様でしたが、好みの曲があったので出かけました。会場時はまばらだった観客も開演が近づくにつれて8割くらいの入りとなりました。観客層も、小学生と思われる児童も多数。プログラムはしっかりオリジナル曲等中心ではありましたが静かに聴いておりました。まず、吹奏楽コンクールには出ていない団体で、年齢層もベテランの方もいるようでしたが総じて若い方々が多い印象を受けました。決して雑然とならない、丁寧かつ慎重な音楽作りがとても印象的でした。甘粕さんの爽やかにプレーヤーに語りかけるような造作、楽しそうに指揮をしていらっしゃる姿が印象的でした。また、低音群の中に「チェロ」がいたのも何か新鮮。バンド全体のサウンドの厚みに一役かっていたようでした。

プログラムの1曲目は、酒井格さんの「三角の山」。個人的にはかなり好みな曲。かなり丁寧な落ち着いた曲作りでしたが、プレーヤの安定した技術で爽やかなオープニングとなりました。2曲目は高昌帥さんの吹奏楽のための風景詩「陽が昇るとき」より第3楽章「祈り」。元々単一楽章として作曲された曲なので、プログラムに入れるのはありでしょう。こちらも弱奏でも乱れることなく落ち着いた好演でした。3,4曲目は2022年の課題曲より、「マーチ『ブルー・スプリング』」と「ジェネシス」を演奏。コンクールには出ない団体なのですが、学生さん向けの対応でしょうか。こちらも模範的演奏。前半最後は、本日これを聴くために来たようなものですが、芳賀傑さんの「彩をえがく鳥」。一羽の鳥が様々な色彩を描きながら舞い飛ぶというイメージだそうですが、曲全体の流れるような推進力は聴いていてとても快適でスッキリした曲でした。ぜひとも再演を望みたいです。

休憩後の後半は、真島俊夫さんの「鳳凰が舞う~印象、京都 石庭 金閣寺」。冒頭しばらく後のホルンが見事。途中の大きな笹も視覚的に印象的。次の「M.ルグランの世界」では各プレーヤーのソロが見事。緩衝材のような選選曲でした。ラストはA.マルケスの「ダンソン第2番」。先日、埼玉県の一般団体でもこの曲がメインとなっておりましたが、はやりでしょうか。ダンソンは20番まであるようです。とても楽しい演奏で演奏会は締めくくられました。アンコールは2曲でした。今後も日程が合えばぜひとも伺いたく思いました。

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