3月13日(日)は明治大学Big Sounds Society Orchestra の第47回リサイタルへ。BigBandによる演奏会です。会場は神保町近くの一ツ橋会館。今まで数多くの演奏会に出かけておりますが、初めて来た会場です。満員御礼と聞きましたが、コロナ禍で座席を間引いている割には、後方に空席があったような気がします。この演奏会自体、コロナ禍の影響で3年ぶりの開催とのことで、現在の3年生は初めてのリサイタルとなったようです。
演奏会は全3部構成。第1部と3部は主に上級生によるレギュラーバンド。第2部は主に下級生によるジュニアバンドによる演奏でした。
大学生の演奏会らしく、まずプログラムを掲載しているパンフレットは写真やエピソードトーク満載で学生生活の充実を示したようなよくある内容。演奏曲の解説などをもう少ししっかり書いてくれていると外野的には有難いと思ったりして。演奏会終盤によく観られる卒業生を送る涙の儀式もしっかりありました。演奏は学生らしいノリとパワーと躍動感があり、快活で心地よい内容でした。全般を聴いて感じたのはレギュラーバンドのほうが熟練しており、荒々しさの中にも余裕があって音楽を楽しんでいるように聴こえました、ジュニアバンドも好き者が集まっているだけあって上手で楽しめましたが、曲ごとでプレーヤーの入れ替えが激しく、全般的にやや荒々しさが目立つ感じでした。それはそれでよかったのですけれども。このご時世でみなさんどんな練習をしたのでしょうか。あとは司会のトークが各ステージごとで異なっておりましたが、それぞれがまた個性的で演奏と合わせて楽しめました。
吹奏楽を普段メインで聴いていると、これだけの曲を吹き切るパワー&体力、ソロなどを難なく吹き切るテクニック、難しいリズムの合わせ方など素晴らしく、学ぶべきものが多々あります。吹奏楽で数小節吹いてヒーヒー言っている場合ではないですね。あらためて違ったジャンルの曲を聴くことの大切さを感じました。敢えて言うなら、演奏曲は基本どれも、既存の演奏のコピー(模倣)で、演奏する編成がほぼ変わらないため、やや冗長に聴こえてしまったのと、カウントベイシーがほとんどだったので、このBigBand団体のオリジナル曲や邦人作品などが演奏されるようになるとレパートリーの幅が広がるかもしれないなどと考えておりました。
また次回も機会があれば観にきたく思います。
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