7/2(土)は「文教大学サマーコンサート2022」へ。会場はサンシティ越谷市市民ホール大ホール。
お客を入れたサマーコンサートは3年ぶりだそうです。ようやく演奏会会場にも熱気が戻ってきた感じです。ロビーでのCD販売も開催しておりました。プログラムは、前半はオリジナル曲中心、後半はポップス系。
冒頭は学生指揮によるP.スパーク作曲の「ザ・バンド・ワゴン」で華やかにスタート。鈴木英史さんの「プロメテウスの雅歌」では、とても重厚感のある「らしい」サウンドで曲の魅力を存分に表現。
課題曲の「ジェネシス」は適度な力量でスッキリ落ち着いた丁寧な演奏。目指すべき姿がなんとなく見えるような演奏でした。課題曲のはもう1曲「ブルー・スプリング」も演奏されておりましたが、「ジェネシス」のほうが出来が良いように感じました。1部のラストは天野正道さんの「リベラシオン」。北陸高等学校による委嘱作品とのことで、天野さんらしい曲調。昭和音大の令和新風のCDにも入っておりました。管理人も吹奏楽をやっておりますが、天野正道さんの曲は、数多くの曲を演奏していまして、聴くと妙に落ち着きます。次年度の課題曲の作曲者の1人でもあるようでそちらも楽しみです。天野&鈴木でキャイーンというネタも懐かしいですね。
2部は音楽で巡る時の旅ということで、「ドラえもん」でスタート。テレビ版で始まるのかと思いきや、耳馴染みのない曲かと思ったら、星野源さん作曲の映画版のほうでした。
「昭和アイドル・コレクション」では「バレンタインデーキッス」、「年下の男の子」、「プレイバックパート2」、「センチメンタルジャーニー」、「青い珊瑚礁」など昭和世代にとっては懐かしい曲ぞろいで世代的にはとても印象的でした。メインの「ウェストサイド・ストーリー・セレクション」は
メンバ-全員150名ほどによる演奏でしたがそれほど、ごちゃごちゃした感覚はなく、スッキリまとまっていたのが印象的でした。
また、第2部の学生指揮者の陽気さと、コントラバス&エレキベースを担当していた男子学生の音楽を奏でているときのノリがとても観ていて気持ち良く、こちらも楽しめました。アンコールのうち1曲は、佐川先生のクラリネットによる「シーガル」。まだまだ楽器が吹けるというアピールだそうで、音色の重みと演奏するお姿にとても心打たれました。ということで、あらためていろんな意味で今後に向けての勉強となったコンサートでした。
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