6/22(水)は「低音ぶれいくCAFE吹奏楽団」のプレミアムコンサートへ。会場は練馬文化センターの小ホール。平日開催ということで、会社帰りで自宅からも遠くなるので若干躊躇はしましたが、プロ奏者が奏でる音楽ということで、素敵な音楽と出会えるという期待感で出かけました。
普段は月に1回のペースで5名以下の超少人数での演奏活動がメインだそうですが、プレミアムコンサートということで、これまでの演奏会に出演された30名ほどが集まり今回に至ったそうです。
指揮は、福田洋介さんと高橋宏樹さんがそれぞれの編曲された曲を担当されていました。
第1部はオリジナル曲のステージ。
吹奏楽コンクールの過去の課題曲より「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」と「さくらのうた」と序曲「春の猟犬」が演奏されました。コンクール用ではなく、小編成用に再構成したものだそうです。
「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」と、序曲「春の猟犬」は高橋宏樹さんが、「さくらのうた」は福田洋介さんが指揮をされていました。
「ストリート・パフォーマーズマーチ」は、随分久々に聴きました。作曲者の指揮でしたので、もう少し最後は追い込んでくるかと思いましたが、意外と落ち着いたテンポでやや面白味に欠けた印象。「さくらのうた」はゆったり雰囲気を出す秀逸な演奏で、福田さん自身が自分の音楽を楽しんでいる様子が観て取れました。さすが普段作・編曲と、複数の団体での指揮もされてる方だなと感じました。高橋さんはあまり指揮は慣れていない様子で、指揮をするのに精いっぱいのように感じました。
第2部はクラシックからのアレンジ作品。
ショパンの「雨だれ」はピアノの曲というよりは吹奏楽作品として聴いたほうが良い感じのアレンジでした。リストの「ハンガリー狂詩曲第2番」は小編成でできる精一杯の演奏。重厚感には欠けましたが、
個人の技量でカバーしていました。
第3部はポップス。こちらも昔の課題曲である「ディスコ・キッド」では、実際の譜面にはありませんが、「ディスコ」の掛け声が出なかったのは残念。その他の曲も各楽器のソロなど、ある意味プロの実力を魅せつけたステージでした。ラストの「ONE★CHANCE」という曲では、出演者が指導する有志の高校生との共演で、踊りも交えて華やかに締めくくられました。その後のアンコールは定番の「宝島」。吹奏楽の小編成の魅力ということで、さすがはプロフェッショナルの皆さん。一人ひとりがしっかり自信を持って吹くことの大切さを学ばせていただきました。
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